@ 先天性股関節脱臼において重要なことは脱臼の重症度を正しく評価することです。高血圧症にせよ、糖尿病にせよ、あらゆる疾患が重症度により分類され、それに応じたふさわしい治療が選択されています。 先天性股関節脱臼も例外ではありません。脱臼の重症度を正しく評価することがすべての基本となります。 当クリニックでは視診、触診のみで乳児股関節異常をもれなくスクリーニングすることはできないことからレントゲン検査でも診断することが必要と考えています。更に2次検診が必要な場合は病診連携病院である済生会宇都宮病院へ紹介させていただいております。 A 診療に際しては赤ちゃんだけでなく不安にかられておられるお母さま、保護者の方々への理解と深い思いやりの態度も大切と私は考えています。 赤ちゃんがこわがって泣いてしまうと診察ができなくなってしまいます。そのため診察中はお母様が赤ちゃんと視線を合わせていただく、オムツの着脱のお手伝いをしていただく等、お母様と医師、看護師さんとのご協力がなければ診察できません。ご理解のほどよろしくお願い致します。 お母さまおひとりでなくご夫婦あるいはお祖母さまとごいっしょに来院される方も多いです。 B 先天性股関節脱臼検診の予約制はしておりませんが、午後の来院をお勧めいたします。 |